カイブツ
岡山天音主演の映画、「笑いのカイブツ」を観た。
笑いのことしか考えられない、5秒に一度ボケを考える。毎日1000本ノック(ボケの)。紙とペンがいくらあっても足りない。売れたい。
端的に言うとそんな人間の話
わかりやすく社会不適合な人間だった。他人とのコミュニケーションが取れず、酒に走り自死を試みる。グチャグチャだ。友達の友達なら二度目は会わないし、合間の友達にも距離を置くよう間違いなく進言する。
だけどカイブツだった。笑いのカイブツ。笑いの才能は誰が見ても明らかで、それ故の妬み嫉みは当たり前で、でもそんな事どうでもいい。面白いネタが書ければ、面白いものを作れれば。そんなカイブツだった。
書きたい、書くことしか出来ない。だから作詞家を目指してる。
カイブツを目の当たりにして、そんな現状クソ喰らえだと思った。小指の先程の意味もない、価値もない、クソ喰らえ。
どうして自分は他人とコミュニケーションが取れるんだ。なんでそんな所に能力が振られた。奇才にも天才にも、秀才にも逸材にもなれない。
野田洋次郎にも、高橋優にも、ポルノグラフィティにもなれない。
カイブツになれない、人間は、人間のままなのだ。
謹賀新年